子どものテスト結果があまりに悪いと、どうしたらいいのか分からず、途方に暮れてしまいますよね。
焦ってしまうと、叱ってしまったり勉強を強要したりして、子どもに厳しくしてしまうのではないでしょうか。
すると、子どもはますます勉強を嫌がり、かえって子どものやる気を下げてしまうこともあります。
中学受験の成績は、ゴールの設定や勉強方法を見直すことで、底辺からでも立て直せますよ。
ただし、いきなり成績トップクラスの子どもと同じように勉強させようとすると、「そんな風にできない」と余計に勉強しなくなるかもしれません。
この記事では、子どもが「自分はできる」と感じながら、無理なく成績を立て直していくための具体的な方法を解説します。
まずは、最後まで読んで、できそうなことから一つずつチャレンジしてみてください。
成績が底辺でも偏差値を上げることができる理由
成績が底辺でも偏差値を上げることができる理由は以下の通りです。
- 中学受験の「底辺」は本当の「底辺」とは限らない
- 中学受験は基礎で対応できる問題が多い
- 受験のゴールは一つと決まっていない
それぞれ詳しく見ていきますね。
中学受験の「底辺」は本当の「底辺」とは限らない
中学受験の偏差値が底辺でも、子どもが本当に勉強ができないから底辺というわけではありません。
偏差値は、その試験を受験した人の中での平均(偏差値50)からどのくらいの位置にいるかということです。
中学受験の偏差値について、知っておきたいポイントは次の通りです。
- 全国で中学受験をする小学生の受験率は2025年、関東で18.1%、関西で10.6%
- 中学受験をする子ども達は、勉強が得意だったり、熱心に勉強していることが多いので平均のレベルが高い
- 中学受験の偏差値は高校受験の偏差値に15~20プラスして考えるのが目安
中学受験の「偏差値30」は、世間全体で見れば決して低い学力ではありません。
ですから、今の成績だけで「うちの子はできない」と決めつける必要はないのです。
中学受験は基礎で対応できる問題が多い
中学受験の問題は、一見すると難しく見えるものでも、実は基礎の組み合わせで解けることが多くあります。
どの科目でも基礎を組み合わせることで、対応できる問題が増えるのです。
そのため、まずは授業やテキストの基本問題をミスなく解ける力をつけることが大切です。
例えば、以下のような形で出題されます。
- 算数…公式をもとに、図形を変形させて面積を求める
- 社会…各地の地形や気候の特徴をもとに、雨温図を読み取る
まずは基礎を定着させることが重要です。
受験のゴールは一つと決まっていない
中学受験のゴールは、一つではありません。
子どもに合ったゴールである志望校を設定することが大切です。
難関校だけでなく、教育方針や校風が合う学校を選ぶことで、無理のない受験が可能になります。
志望校が現実的になると、やるべき勉強が明確になり、成績を立て直しやすくなります。
- 子どもが通っている姿をイメージできるか
- 家庭の教育方針と合っているか
- 興味の持てる部活動やプログラムがあるか
目標が現実的になると、やるべき勉強が明確になり、子どもも前向きに取り組みやすくなります。
その結果、成績を立て直しやすくなるのです。
成績が底辺になってしまう原因
成績がなかなか上がらないと、「何が原因なの?」と不安になりますよね。
実は、中学受験で成績が伸びない原因は、勉強不足だけとは限りません。
「もしかしてうちも?」と感じた方は、次の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。
- 子どもは底辺でも問題ないと思っている
- 勉強そのものだけではない、生活環境が原因の可能性も
- 勉強に対して前向きに向き合えるか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
子どもは底辺で問題ないと思っている
実は、親と子どもで「成績に対する危機感」に大きな差があることも少なくありません。
子ども自身が「成績を上げたい」と思えていないと、勉強をする必要はないと思っている可能性があります。
例えば、子どもに以下のような様子は見られないでしょうか?
| 子どもが成績が上がらないことに危機感を持たない理由の例 | 子どもと成績低迷の危機感をすりあわせる方法 |
|---|---|
| 子どもが勉強以外のことに強い興味を持っている | 本当に興味を持っていることが勉強よりも大切なことなのか話し合う |
| 子どもがなりたい職業は学歴が関係ない職業である | 本当にその職業につくために一生懸命勉強することで役立つことはないか、一緒に調べてみる |
| 学校でそんなに成績が悪くないから、受験も何とかなるのではないかと思っている | 行きたい学校があるのなら、その学校に行くには、今の成績からどのくらい努力が必要なのか確認する |
子どもが勉強についてどう考えているのか、まずは子どもと話してみることが大切です。
子どもの考えを聞いて、一緒に調べたり考えたりすることで、成績を底辺から抜け出す必要性を親子で共有することができます。
勉強そのものではない、生活環境が原因の可能性も
成績が伸びない原因は、勉強内容ではなく「生活環境」にあることも少なくありません。
子どもの成績が底辺である理由は、落ち着いて勉強できる状態ではないことが原因かもしれません。
例えば、子どもに以下のようなことはないでしょうか?
| 集中して勉強できない生活環境の例 | 解決策 |
|---|---|
| ゲームや動画など、勉強以外のものへの欲求のコントロールが難しい | ゲームや動画の時間はノートに記録する、デバイスは使わない時は親が預かるなどでコントロールする |
| 学校や塾など特定の場所にいくことに乗り気ではない | 友達はいるか、休み時間はどのように過ごしているかなどを聞き、必要なら先生に相談 |
| 弟妹がいて勉強に集中できない | 年齢にもよるが、勉強に関係するゲームを一緒にしたり、図鑑を一緒に楽しむことで勉強の土台を家族でつくる |
勉強より先に子どもが勉強しやすい環境を作ることが、成績を上げるためには重要です。
勉強に対して前向きに向き合えるか
大人でも前向きに取り組めないものは、嫌々やることになり、良い成果が出にくいものです。
子どもが勉強に取り組む時も同じです。
そして、成績が底辺だと「自分はどうせ勉強ができない」と思い込んでおり、ますます勉強が嫌になっていることがあります。
例えば、次のようなステップで勉強することで、勉強には特別な才能が必要でないことを実感してもらいましょう。
- 漢字や計算の小テストなど範囲の狭いテストで高得点を狙って勉強する
- 高得点が取れたら褒める
- 少しずつ勉強の範囲を広げる
子どもの「自分は勉強が苦手だ」というマインドブロックを外すのです。
そして勉強に対して前向きに向き合える姿勢をつくることができれば、成績が底辺から抜け出しやすくなります。
では、こうした原因をふまえて、具体的にどのように立て直していけばよいのでしょうか。
底辺から抜け出すために今日からできる行動
底辺成績から抜け出すために、すぐに始めることができる行動は以下の通りです。
- 短時間からでOK!まず勉強時間を確保する
- 「できる目標」を立てる
- 「やることリスト」で勉強する
- 基礎を集中的に勉強する
- 間違いをそのままにしない
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは1つだけで大丈夫ですので、取り組んでみましょう。
短時間からでOK!まず勉強時間を確保する
まず成績を上げるためには勉強をしないといけませんよね。
勉強を苦手な子どもがいきなり長時間勉強をするのは大変なことです。
まずは短い時間からで構わないので、勉強をする習慣をつけましょう。
- 「おやつを食べたら勉強」「動画を見る前に勉強」のように、普段する行動と勉強をセットにして行うようにする
- 「30分勉強チャレンジ!」としてタイマーをセットし、ゲーム感覚で取り組む
- 「まずは1問」「得意な教科から」と決めて、とにかく机に向かうハードルを下げる
前よりも勉強が少しでもできたら、そのことを必ず褒めましょう。
「できた」という成功体験が増えるほど、子どもは自然と勉強に向かいやすくなります。
「できる目標」を立てる
「底辺から抜け出す成績を取る」という大きな目標を達成するには小さな目標を立てることが大切です。
小さな目標を立てることで、目の前にあるやるべきことが明確になります。
また取り組むハードルが下がるので、モチベーションが保ちやすくなります。
まずは、このような目標を立てるのがおすすめです。
- 計算問題を10問解く
- 漢字練習に5題取り組む
- 理科や社会の基本問題を1ページずつ行う
「これならできそう」という小さな目標にして、取り組みやすくすることがポイントです。
小さな目標を達成する経験を積み重ねることで、自信がつき、結果として成績アップにつながっていきます。
この小さな目標を集めて次の「やることリスト」を作成すると、さらに継続して勉強に取り組みやすくなりますよ。
「やることリスト」で勉強する
毎日の勉強を続けるためには、「何をやるか」を迷わない状態にしておくことが大切です。
そのためには「やることリスト」を作成することが有効です。
時間割のように細かくするのではなく、取り組みたいものから自分で選べるように「リスト化」しましょう。
その日の気分に合わせて選べるため、無理なく勉強を続けやすくなります。
- 「あれもこれも」とつめこみすぎない
- 最初は取り組みやすいよう、5〜10分で終わるものを中心に作成する
- 約束したリストが「早く終わったから」と言って追加しない
もし、リストが当日に終わらなくても、後で巻き返すことができたら褒めましょう。
リストにある目標が一つ終わったら、線やチェックで消していくと達成感を味わえます。
さらに、全部終わったらシールを貼ったり「終了!」と書いたりすると、楽しんで取り組むことができるのでおすすめです。
「やることリスト」の例は以下のようなイメージとなります。

「何からやればいいか分からない」という状態を防ぐことで、勉強に取りかかるまでのハードルを下げることができます。
基礎を集中的に勉強する
そもそも、基本的な問題は他の受験者も正解している可能性が高いですよね?
他の受験者が正解しているところで落とすと埋められない差がついてしまうので、まずは基本を身につけて差を埋めましょう。
さらに、基本的な問題をスピーディーに解けるようになると、難しい問題に時間を残せるので難問の正解率も上がる可能性があります。
以下のことに注意して、基礎を集中的に勉強しましょう。
| 基礎力アップのための確認事項 | 注意点 |
|---|---|
| 本当の基礎ができているか確認する | 例えば、算数なら、繰り上がり・繰り下がりはできるか、九九はスラスラ言えるかをチェックする |
| 間違えた問題を分析する | どこで間違えたのかを一緒に確認し、「分かっていない部分」を見つける |
| 苦手な単元に戻る | 下の学年の内容でも気にせず戻り、理解できるまで取り組む |
「こんなことはさすがにできるはず」と思っている部分が、実はつまずきの原因になっていることもあります。
原因が下の学年であればあるほど、できるようになったときの効果は大きいです。
なお、学習マンガなどを活用して、基礎を楽しく確認するのもおすすめですよ。
基礎を固めることで、解ける問題が確実に増え、少しずつ成績アップにつながっていきます。
間違いをそのままにしない
「今日は勉強できた!」と安心してしまい、そのまま終わっていませんか?
間違えた問題は、「できなかった問題」ではなく、「これからできるようになる問題」です。
勉強が苦手だと、ついつい「やったこと」に満足してしまいがちです。
どのように答え合わせをしているか、チェックしてみましょう。
| ついやりがちな答え合わせの方法 | 間違い直しもする答え合わせの方法 |
|---|---|
| 丸付けだけして終わっている | 正解を書き、内容を理解して覚える |
| 選択肢の記号だけ覚えている | なぜその答えになるのか、他の選択肢も含めて確認する |
| 算数の間違いを「計算ミス」で終わらせている | どこで間違えたのか(繰り上がり・書き間違いなど)を具体的に分析する |
| 漢字の間違いをそのままにしている | その場で数回書いて練習する |
| 解説を読んだだけで終わっている | 分からない場合は一緒に確認し、「理解できたか」をチェックする |
中には、間違い直しをすることが悔しくてできないお子さんもいるかもしれません。
でも、「間違えた問題」は、「これができるようになれば成績が上がるヒント」です。
間違いをそのままにしないことが、成績の底辺から抜け出すための大切な一歩になります。
他にも中学受験で成績が上がらないときの具体的な対策をこちらの記事でまとめていますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
成績が伸び悩む子どもへ親ができること
「子どもの成績を上げるために、親だって少しでも何かしたい」そんな気持ちになっている方もいるかもしれません。
ここでは底辺から抜け出すためにできる親のサポートをお伝えします。
- 必要以上にやらせない
- 少しでも自分から動いたら褒める
- 子どもの状態に合わせて関わり方を変える
- 睡眠は取れているか
- 食事も意識する(できる範囲でOK)
- 親自身も余裕を持つ
必要以上にやらせない
子どもが継続的に勉強するようになると、今度は「もっと」と、どんどんやらせたくなるかもしれません。
しかし、必要以上に勉強させると、子どもが勉強への意欲をなくしてしまう恐れがあります。
こんな関わり方になっていないか、確認してみましょう。
| 勉強を必要以上に追加してしまう関わり方 | 勉強をその場で追加しない関わり方 |
|---|---|
| ×前もって決めた予定に追加をする | 〇「こんなに早く終わるなんてスゴイ!明日は少しだけ増やしてみようか?」と翌日の予定を提案する |
| ×「あと1問できるよね?」と追加する | 〇「今日はここまでやり切ったね!ちゃんとできてすごいよ」と終わりを守る |
| ×やる気が出てきたときに課題を増やす | 〇「やる気出てきたね!その気持ち、明日も続けてみよう」と余力を残す |
勉強が苦手な子どもが勉強するようになったら、それは大きな進歩です。
ここで必要以上にやらせると、子どもは「せっかく勉強したのに、結局足りないんだ…」と、やる気がなくなってしまうことがあります。
「もうちょっとやりたいかも」「意外にすぐ終わる!」と子どもに感じさせることが、結果的に次の行動につながります。
結果的に、その積み重ねが成績アップにつながっていくのです。
少しでも自分から動いたら褒める
自分から勉強しようと少しでも動くということは、勉強することに対して前向きになっている証拠です。
自分から勉強しようという姿勢を認められ親に褒められる経験は、子どもの自己肯定感を育てます。
また、結果より努力を褒められる経験をした子どもは、次も勉強を続けやすくなります。
以下のような行動が子どもからできたら、すかさず褒めましょう。
- 自分から机に向かった
- 自分でゲームやマンガをやめることができた
- 自分から時間を確認して次の行動に移ることができた
このときは、「すごいね」だけで終わらせるのではなく、行動を具体的に伝えて褒めることがポイントです。
例えば、「自分から机に向かったのがすごいね」「ちゃんと時間を見て動けたね」といったように、できたことをそのまま言葉にして伝えましょう。
この積み重ねが、勉強を続ける力となり、結果的に成績アップにつながっていきますよ。
別記事でも勉強しない人・嫌いな子どもにかける声かけについて紹介していますので、興味のある方は参考にしてください。
子どもの状態に合わせて関わり方を変える
子どもの様子に関係なく、同じ声かけをしてしまっていませんか?
子どもに無理をさせず、見守っていることが伝わるような関わり方を意識しましょう。
例えば、子どもの状態によってこのように関わり方を変えます。
| 子どもの状況 | 親の見守る声かけ | ポイント |
|---|---|---|
| 子どもにやる気がある時 | 「順調だね」 「いいペースだね」 | 順調なときこそ、それ以上やらせるのではなく、努力を認める声かけをします |
| 子どもが落ち込んでいる時 | 「頑張っていたの、ちゃんと見てたよ」 「悔しかったね」 | 落ち込んでいるときは、正しいことを伝えるよりも、気持ちに寄り添う声かけを優先します |
子どもの状態に合わせた関わり方をすることで、子どもが安心して勉強に取り組めるようになります。
睡眠は取れているか
子どもが夜になって「もうこんな時間!」と慌てて勉強を始め、「もう少しだけやろう」と続けてしまうことはありませんか?
気づけば寝る時間がどんどん後ろにずれてしまうこともあります。
睡眠は、集中力や記憶力を高めるために欠かせない要素であり、厚生労働省の『健康日本21アクション支援システム(こどもの睡眠)』によると、小学生では9〜12時間程度の睡眠が推奨されています。
子どもの睡眠を確保するためにできる親のサポート例は、以下の通りです。
- 7時に起きるのなら、21時〜22時には布団に入るようにする
- 寝る目標時間を朝、家族みんなで共有
- 目につくところに寝る時間を書いたものを貼る
睡眠をしっかり取ることは、成績アップのための土台となる大切な習慣です。
食事も意識する(できる範囲でOK)
毎日忙しいとなかなか食事まで意識が回らず、簡単に済ませたり、同じものばかりになってしまうことがあるかもしれません。
でも、食事は勉強するために必要なエンジンなので、少し意識できるだけでも子どもが快適に勉強できるサポートになります。
特に勉強を効果的に行うためには、炭水化物、タンパク質、ビタミンなどをバランスよく摂取する必要があります。
例えば、以下のようなことに気を付けられるときは取り組んでみましょう。
| 子どもの食生活で気を付けてみたいこと | ポイント |
|---|---|
| 朝食は抜かずに食べる | 脳にスイッチを入れるために大切なので、まずはパン(菓子パン以外が望ましい)からでも始めてみる |
| 魚類を週に数回は取り入れてみる | 鰹節やしらす干し、鮭フレークなど手軽なものから取り入れることも可能 |
| 豆腐や納豆を追加してタンパク質を取るようにする | トッピングにのりやネギなどを追加するとさらにバランスアップ |
| リフレッシュ時間にフルーツを取り入れる | バナナやみかん、冷凍フルーツなど手軽に取れるものでOK |
こうした工夫は、子どもが勉強に取り組みやすくなる土台づくりにつながります。
親自身も余裕を持つ
この記事をここまで読んでくださっている方は、子どもの「成績を何とか上げたい」と真剣に考えているはずです。
そんな方こそ、時には肩の力を抜いてリラックスしてみてください。
親の焦りや不安は、思っている以上に子どもに伝わってしまいます。
例えば、次のような方法で気持ちを整えることもおすすめです。
- 好きな飲み物でリラックスする
- 音楽でリフレッシュする
- 心地よく感じる香りを楽しむ
子どもを大切にするように、自分のことも大切にしてみましょう。
親が余裕を持つと、子どもが気持ちを打ち明けやすくなり、伸び伸びと勉強に取り組めるようになります。
その結果、子どもが安心して勉強に向き合えるようになり、成績アップの土台が整います。
よくある質問
- もう中学受験を撤退しようか悩んでいます
- 底辺校しか受験できないなら、中学受験をする意味はないですか?
それぞれ説明していきますね。
もう中学受験を撤退しようか悩んでいます
- Qもう中学受験を撤退しようか悩んでいます
- A
成績が上がらないと、「もう中学受験から撤退したほうが良いのでは?」と悩むこともありますよね。
簡単に結論を出せないテーマですが、まずは「一度立ち止まるサイン」が出ていないかを確認することが大切です。
例えば、次のような状態が続いている場合は注意が必要です。
中学受験を撤退するか考えるサイン- 髪を抜く、爪を噛む、食欲不振や過食などの身体的な不調がある
- 親子関係が大きく悪化している
- 学校の宿題も含めて、まったく勉強に向き合えない状態が続いている
中学受験をやめた場合でも、それまでの学習は高校受験に向けた準備として活かすことができます。
ただし、一度撤退すると、再挑戦が難しくなるケースもあります。
だからこそ、「感情だけで決める」のではなく、状況を整理した上で判断することが大切です。
子ども本人の気持ち、家庭の状況、塾の先生の意見なども踏まえながら、家族で納得できる選択をしていきましょう。
底辺校しか受験できないなら、中学受験をする意味はないですか?
- Q底辺校しか受験できないなら、中学受験をする意味はないですか?
- A
「今の成績では底辺校しか受験できない…。それなら意味がないのでは?」と感じていませんか?
結論から言うと、偏差値だけで中学受験の価値は決まりません。
たしかに難関校と比べると不安になるかもしれませんが、 学校選びで本当に大切なのは「子どもに合っているかどうか」です。
例えば、次のような視点で学校を見ると、判断がしやすくなります。
子どもの志望校としてふさわしいかを判断するポイント- 少人数で手厚い指導が受けられるか
- 補習や講習など学習サポートが充実しているか
- 大学進学に向けた仕組みが整っているか
- 子どもが安心して通えそうな環境か
- 子どもが6年間通う姿をイメージできるか
実際に、中学受験時の偏差値が高くない学校でも、大学受験で難関大学に進学する生徒は一定数います。
また、指定校推薦などを活用し、安定した進路を選べるケースもあります。
大切なのは、「偏差値が高いかどうか」ではなく、その環境で子どもが伸びるかどうかです。
底辺校しか受験できないから意味がない、と判断する前に、受験可能な学校の中身をしっかり見てみましょう。
まとめ
今の成績が底辺だったとしても、正しい取り組みを積み重ねれば中学受験の合格は十分に目指せます。
そのためには、本文で紹介した対策を、できることから一つずつ実践していくことが大切です。
何度でも見返せるように、今日から取り組める内容を子どもの勉強と親の関わり方に分けて以下にまとめました。
| 子どもの勉強についての対策 | ポイント |
|---|---|
| 勉強時間の確保 | 短時間でもまず勉強する習慣を身につける |
| 「できる目標」を立てる | 小さな達成できる目標を立てる |
| 「やることリスト」で勉強する | リストにして、何をしたら良いか分からない状態を防ぐ |
| 基礎を集中的に勉強する | どんなに下の学年でもつまずいているなら、戻って勉強する |
| 間違いをそのままにしない | 問題を「解いた」だけで満足せず、間違えたところは理解や分析をする |
| 親の関わり方の対策 | ポイント |
|---|---|
| 必要以上にやらせない | 調子が良いときこそ、「もっと」とやらせない |
| 少しでも自分から動いたら褒める | 行動を具体的に伝えて褒める |
| 子どもの状態に合わせて関わり方を変える | 順調なときはやらぜすぎず努力を認め、落ち込んでいる時は寄り添う |
| 睡眠時間は確保できているか意識する | 9〜12時間睡眠を確保できるよう、家族で朝から意識する |
| 食事も意識する | 朝食は取り、できる範囲でいつもより少し栄養素がとれるよう意識する |
| 親自身も余裕を持つ | 子どもを大切にするように、自分自身も大切にする |
参考になる箇所はスクリーンショットを取ったり、ブックマークをして後から見返せるようにしておくのもおすすめです。
お子さんの中学受験の成功にお役立てください。
そして、今読んでいるあなたも無理をしすぎず、少し肩の力を抜きながら見守っていきましょう。

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